気化器とは

気化器とは

気化器とは、動物用麻酔器に備え付けられる揮発性麻酔薬が注入されている機器のことです。動物の外科手術において、全身麻酔をかけるために使用されます。イソフルラン用気化器、セボフルラン用気化器、デスフルラン用気化器などがあります。動物用麻酔器から、酸素や空気、笑気を気化器に取り込み、動物に一定濃度の麻酔薬を送気します。気化器の濃度は、搭載されているダイヤルで調節します。

動物用外科手術で使用される薬剤

気化器には、吸入麻酔薬が注入されいています。動物用外科手術の場合、セボフルラン、イソフルランが麻酔薬として使用されることが多いです。
①セボフルラン
セボフルランとは吸引麻酔薬の一種で、主に齧歯類(リスやネズミ等)の胎子や新生子に対する全身麻酔薬の使用として推奨されているものです。こちらの特徴としては揮発性麻酔薬の中でも麻酔効果の発現とその消失が速く、短時間で安全に全身麻酔を行うことができるという点があります。またセボフルランの投与は、小動物専用の吸引麻酔器を活用することで比較的簡単に行うことができます。またセボフルランと似た吸引麻酔薬でデスフルランというものがあるが、覚醒時間等での違いはほとんど無いものの、デスフルランは気道刺激性があるため単独での導入は不向きですが、セボフルランは単独での導入が可能という違いがあります。
②イソフルラン
イソフルランとは、ハロゲン化エーテル系の吸引麻酔薬です。こちらは被刺激性かつ被引火性という特徴を持ち、エンフランの構造異性体となっています。イソフルランはセボフルランと同様、麻酔効果の発生とその後の覚醒が速く、麻酔深度を迅速に変化させることができます。この麻酔薬の投与方法には、注射麻酔剤の前投薬もしくはマスク装着という2つの手法があります。また動物に対してイソフルランを投薬する場合は、動物の臨床徴候を厳重管理した上で行う必要があります。

気化率が異なるため、それぞれ専用の気化器を用いる必要があります。気化器へ注入する薬剤を間違えると、気化器自体の交換やオーバーホールが必要となりますので注意が必要です。

気化器と関連機器

気化器は、①動物用麻酔器+気化器 ②動物用麻酔器+気化器+動物用人工呼吸器 の2つのパターンで使用されます。
動物用麻酔器+気化器で稼働する場合、気化した麻酔薬の動物への送気は麻酔バッグを用いて行います。麻酔バッグには、圧力を調整するポップオフバルブが搭載されており、動物への供給圧が過大になることを防いでいます。
一般的に麻酔供給システムとは、動物用麻酔器+気化器+動物用人工呼吸器のことを指します。このパターンでは、気化した麻酔薬の動物への送気に麻酔バッグは使用せず、動物用人工呼吸器にて設定した最大換気圧・呼吸回数・呼気時間に沿って麻酔ガスを送気します。



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