動物用麻酔器と共に使用される、喉頭鏡とは?

動物用麻酔器と共に使用される、喉頭鏡とは?

外科手術時、動物用麻酔器とともに用いられる喉頭鏡。ここでは、喉頭鏡の基礎知識をご説明します。

喉頭鏡とは?

喉頭鏡とは、基幹内チューブの挿管時に、誤挿管を防止し、確実に挿管するための機械です。動物の外科手術においても、動物用麻酔器と共に使用されています。

喉頭鏡の構造

マッキントッシュ喉頭鏡はハンドルとブレードで構成されています。ブレードは医療機器であり、ハンドルは非医療機器に分類されます。ハンドルは、直径が異なる2種類があり、使用される先生の手の大きさにあったハンドルを使用します。

ブレードには、大きく分けてマッキントッシュタイプとミラータイプの2種類があります。マッキントッシュタイプは湾曲形状ですがミラータイプはストレート形状です。

喉頭鏡の構成機器:ブレードについて

ミラー前述のとおり、ブレードには、マッキントッシュタイプとミラータイプの2種類があります。

マッキントッシュタイプは、喉頭蓋の手前に当てて気管を見やすく出来るようになっています。ミラータイプは、直接喉頭蓋に当てることで気管を見やすくします。

昨今の動物用喉頭鏡には、マッキントッシュタイプを使用することが多くなっていますが、小動物のように気管が見ずらい場合は、ミラータイプを使用するのが有効です。

ブレードの種類

以前は、ブレードの先端に電球が搭載され気管を照らすタイプのものがありました。しかし、接触不良によりライトがつかないことや、まれに電球が取れて落下し、気管に落ちてしまう事例もあり、最近はほとんど使用されなくなりました。

これらの不具合・事故から、電球をハンドル部につけてファイバーライトで気管を照らすタイプの喉頭鏡が増えてきています。昨今では、先端位カメラを付け気管を確認するカメラ付喉頭鏡もあり、動物医療にも用いられています。



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