動物用血圧計とは?

動物用血圧計とは?

動物用血圧計とは、薬事法施行令別表第1の18「血圧検査又は脈波検査用器具」に該当する各種血圧計のうち、動物に使用することを目的とした機械器具です。動物用医療機器のうち、一般医療機器に分類されます。

動物用血圧計では、血圧カフを動物にとりつけ、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)を測定します。収縮期血圧、拡張期血圧を測定する方法には、コロトコフ法とオシロメトリック法があります。現在では、動物用血圧計においても、人用の血圧計においても、オシロメトリック法を採用した血圧計が使用されています。

血圧測定の方法:コロトコフ法

コロトコフ法は、カフで上腕部を圧迫して動脈を閉塞し、続いてカフを減圧することで、血管の音を聞き血圧を測定する方法です。聴診法とも呼ばれます。血管音が聞こえ始めた聞こえ始めた時の圧力が収取期血圧であり、減圧を続けた際に、血管音が消えた圧力が拡張期血圧となります。コロトコフ法を用いた血圧計では、水銀を用いた圧力計の目盛りで読み取ることで、血圧を測定していましたが、水銀が有害物質であり、水銀血圧計は現在は販売されていません。
その他、コロトコフ法は血管音を利用し血圧を測るため、ノイズが乗ると拡張期血圧や収縮期血圧を測定しにくいことや、人によって判断が異なるなど標準化がされにくいことから、現在では口述のオシロメトリック法が採用されています。

血圧の測定方法:オシロメトリック法

オシロメトリック法では、血圧カフを動物に巻き動脈を閉塞させた後に、カフを減圧する過程で血管壁に生じる振動(脈波)をセンサにて測定する方法です。カフ自体にセンサが取り付けられ、拡張期血圧と収縮期血圧を測定します。脈波が急激に大きくなったときの圧力が収縮期血圧、変化がなくなるときの圧力を最低血圧となります。

血管音ではなく脈波にて血圧を測定するためノイズに強いことや、人手を介さずにセンサにて測定するため人による差がが出ないことなどから、現在ではオシロメトリック法が主流となっています。動物用血圧計についても、オシロメトリック法を用いた血圧計が一般的です。

動物用血圧計を使用する上での注意点

血圧計を使用し、収縮期血圧や拡張期血圧を測定する場合、患者が動かないことが重要となります。しかし、動物用血圧計を犬、猫に使用する場合、動物はこちらの思い通りに静止してくれないため、血圧カフを最適な位置に巻くことが重要となります。後述しますが、カフの位置や動物が動くことによる測定結果のばらつきを抑えるため、動物用血圧計には演算機能が備えられています。

動物用血圧計における血圧カフに関しては、下記にて詳しく記載していますのでご確認ください。

>>”動物用血圧計における血圧カフ”はこちら!

動物用血圧計と人用の血圧計

動物用血圧計と人用の血圧計について、血圧の測定方法に違いはありませんが、動物用血圧計では、測定結果を演算処理し、測定誤差を最小限にする機能を備えています。人と異なり動物の場合は、種類による生体差が大きく、測定結果がばらつき正確な値が測定できないためです。さらに、動物は静止ができず動くため、動物の動作も誤差につながります。そのため、演算処理を備えていない人用の血圧計を使用すると結果が不正確となり、誤った診断に繋がってしまいます。

動物用血圧計に関する関連知識:収縮期血圧と拡張期血圧

動物用血圧計についてご説明してきましたが、改めて収縮期血圧と拡張期血圧についてご説明いたします。

収縮期血圧とは、心臓が収縮したときの血圧のことであり、最高血圧のことです。収縮期血圧とは、心臓が膨張下時の血圧のことであり、最低血圧のことです。血圧計は、これらの収縮期血圧と拡張期血圧を測定することを目的に使用されます。

下記にて、これら2つの血圧に関して説明しておりますのでご確認ください。

>>用語集 “収縮期血圧(最高血圧)とは”について解説!

>>用語集 “拡張期血圧(最低血圧)とは”について解説!



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動物用血圧計に関して、ご説明させて頂きました。動物用医療機器.comを運営するメトランは、動物用血圧計の販売を行っております。動物用医療機器を幅広く取り扱っておりますので、動物用血圧計をご検討中の皆様、お気軽にご相談ください。