動物用として使用される抜歯鉗子とエレベーター

動物用として使用される抜歯鉗子とエレベーター

今回の記事では、抜歯をする医療器具である抜歯鉗子と、歯根膜を切断するエレベーターについて説明いたします。

動物用抜歯鉗子について、以下の記事で解説していますので、こちらも是非ご確認下さい。

>>基礎知識:動物用抜歯鉗子とは?

動物用として使用される抜歯鉗子

動物用として使用される抜歯鉗子には以下の特長があります。

【特長】

①猫など口腔内が狭い動物の抜歯時にハンドリングしやすいように、取っ手部分が狭く小さい
②犬など、犬歯が大きく滑りやすい動物の抜歯のため、保持力が強化されている
③小さい歯牙に対応できるため保持部が細く小さい

エレベーターの種類

エレベータには、いくつかの種類があり、形状・ハンドル・サイズが異なります。

①形状
形状については、先端部が直線のもの、曲がっているものがあります。奥歯を抜歯する際には、先端が曲がっている形状の方がハンドリングしやすいという特長があります。
また、先端部については、扇状に大きく広がるものや薄いものなど、メーカーによっても形状が異なります。

②ハンドル
ハンドルについては、シリコン製・ステンレス製・ゴム製など、複数の種類があります。また、ハンドルサイズも細いもの~太いものまで複数種あり、獣医先生の使いやすいエレベーターが選定されます。

③サイズ
エレベーターの先端サイズは各メーカーでそれぞれ異なりますが、当社が扱うYDMの先端サイズは下記の種類となります。

1S/1C:先端幅/4mm
2S/2C:先端幅/3.5mm
3S/3C:先端幅/3mm
4S/4C:先端幅/2.5mm
5S/5C:先端幅/2mm

※Sはストレート形状、Cはカーブ形状

動物用としてよく使用されるエレベーター

動物用として使用されるエレベーターに関して、決められたものがあるわけではありませんが、犬・猫などの動物を対象とする場合は、先端幅2mm~2.5mm等の細いものが好まれます。歯牙が小さいため、歯肉に差し込む際に先端が細くないと入らない為です。



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