用語解説

ソーダライムは別名ソーダ石灰と呼ばれます。酸化ナトリウムの表面を水酸化ナトリウムが覆っているような構造で、アルカリ性の物質です。主に二酸化炭素の吸引材として用いられますが、医療品としてのみでなく乾燥剤・工業の分野でも使用されています。揮発性麻酔薬と反応をしてコンパウンドAや一酸化炭素という腎障害の原因となる物質が生成されることが知られています。そのため水酸化ナトリウムや水酸化カリウムをほとんど含まないような新しい吸収剤が用いられるようになってきています。